卵巣嚢腫の原因はホルモンなの?

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ここでは、「卵巣嚢腫の原因はホルモンなのか」
についてお話します。

 

卵巣にできる、ほぼ良性の腫瘍の1つに
卵巣嚢腫という病気があります。

 

卵巣嚢腫は、ほぼ良性なので
小さいうちは慌てて治療する
必要がなく、経過観察を行います。

 

大きさが6cm以上になると、
お腹の張りや下腹部痛、

 

ひどい生理痛など、
さまざまな症状があらわれ始めます。

 

また卵巣嚢腫は、
幅広い年代の女性に起こります。

 

なぜ、卵巣嚢腫は
できてしまうのでしょうか?

 

卵巣嚢腫ができる原因の1つに、
女性ホルモンが関係していると
考えられています。

 

今回は、卵巣嚢腫と
ホルモンの関係についてご紹介します。

 

女性ホルモン

 

女性の体は、卵巣から分泌される
女性ホルモンによって
コントロールされています。

 

女性ホルモンは、
卵胞ホルモンと
黄体ホルモンがあります。

 

女性ホルモンは、体の
成長とともに分泌が促進されます。

 

女性ホルモンの分泌は
思春期から増え始め、

 

卵胞ホルモンの分泌により、
ふくよかな女性らしい体をつくります。

 

また、体力の充実、カルシウムを
骨にたくわえる作用があります。

 

黄体ホルモンの分泌により、
妊娠に必要な体の環境が整います。

 

子宮内膜を変化させて、
受精した卵子の着床をサポートしたり、

 

妊娠した時は分泌を続けて
赤ちゃんが育ちやすい環境を作ります。

 

女性の健康が保たれるのも、
毎月月経が起こるのも、

 

妊娠・出産ができるのも、
すべて女性ホルモンのおかげです。

 

女性ホルモンは、妊娠や出産などの
機能だけではなく、体の健康を
保つために重要な役割を果たしています。

 

卵巣嚢腫と女性ホルモン

 

卵巣嚢腫ができる原因については、
はっきりしたことは分かっていません。

 

しかし、卵巣嚢腫ができる原因には、
女性ホルモンが、深く関係している
と考えられています。

 

女性ホルモンの乱れは、
卵巣機能の低下を招くと考えられ、

 

機能の落ちた卵巣は、正常に働かず、
血流の滞りなどが生じます。

 

また、人間の体が本来が持つ
自然治癒力の低下にもつながります。

 

その結果、卵巣に腫瘍が
できやすくなる、

 

卵巣嚢腫の原因の1つになる
と考えられるわけです。

 

また、女性ホルモンの乱れは、
自律神経にも影響し、
頭痛やイライラなどの原因になります。

 

その他、体の冷えや生理不順、
肩こり、腰痛、不眠、気分の落ち込み、

 

食欲不振、吐き気
などの不調があらわれます。

 

女性ホルモンの乱れは、
体、そして心にも
さまざまな不調を引き起こします。

 

ホルモンバランスを整える方法

 

卵巣の機能を正常にし、
卵巣嚢腫にならないようにするには、

 

ホルモンバランスを
整えることが大切です。

 

ホルモンバランスは、
乱れた生活習慣や食事、
過労、ストレスなどが原因で乱れます。

 

不規則な生活、栄養のかたよりは、
体本来がもっている自然治癒力を低下させ、
体調を崩す原因にもなります。

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ホルモンバランスを整え、
自然治癒力を高めるためにも、

 

規則正しい生活習慣と
バランスのとれた食事、

 

上手にストレス発散を
することが大切です。

 

・規則正しい生活リズム

 

早寝早起きは体のリズムを
整えるための基本です。

 

夜きちんと睡眠をとり体を休め、
昼に活動するのが人間の体に
自然に組み込まれているリズムです。

 

そのリズムを崩していると、
自律神経が乱れ体が常に

 

興奮した状態になり、
リラックスできず疲れていきます。

 

ホルモンの分泌も睡眠のリズムに
影響を受けているため、
体の不調につながります。

 

生活のリズムを整えるだけでも
ホルモン分泌に効果があり、

 

とくに、朝起きる時間を
一定にすることで、

 

体がすっきり目覚め、
規則正しいリズムをつくることができます。

 

・バランスのとれた食事

 

バランスのよい食事とは、
米やパンなどの主食に加え、

 

肉や魚、野菜などの主菜や
副菜がそろっている食事です。

 

食べる量は腹八分目を心がけ、
野菜を多めにとるようにしましょう。

 

とくに、大豆製品には
女性ホルモンの卵胞ホルモンと

 

似た働きを持つイソフラボンが
含まれています。

 

女性ホルモンが低下した場合に
イソフラボンを摂取すると、
ホルモンの代わりに作用してくれます。

 

また、ケーキやお菓子に含まれる
白砂糖は体を冷やす原因になります。

 

甘いものは控えるようにしましょう。

 

ただ、忙しい毎日の中で、
毎食バランスのとれた食事をするのは
難しいことです。

 

基本は食事からですが、
サプリメントなどをうまく取り入れ、

 

バランスがとれるように
工夫するのもよいでしょう。

 

・ストレス発散

 

女性ホルモンは、
脳の指令によって分泌されます。

 

脳は、ストレスに対して
とてもデリケートです。

 

ストレスを感じるときちんと
命令を出すことができなくなり、
ホルモンバランスが乱れてしまいます。

 

ストレスをためすぎないよう、
上手に発散しながら
生活することが大切です。

 

好きな音楽を聞いたり、適度な運動、
旅行、ショッピングなど、

 

リラックス効果を高め
ストレス発散になります。

 

半身浴は、ストレス発散の他に、
美容にも効果があり、
体の冷えの改善にもつながります。

 

また、いつでも相談できる友達や、
パートナーがいることが大切です。

 

このように、卵巣嚢腫と女性ホルモンは
大きく関係していることが分かります。

 

また、女性ホルモンの乱れは、
卵巣嚢腫以外の卵巣や
子宮の病気の原因になることがあります。

 

日ごろから、ホルモンバランスを
整えることを意識するように心がけましょう。

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